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先日、北海道新十津川町の徳富(とっぷ)ダム建設現場でラフタークレーンが横転して宙吊りになり、運転手の救助に3時間も掛かった事故であるが、超大型クレーン車で吊り上げ、11日ぶりに地上に降ろしたそうだ。
撤去作業は9月26日から準備が始まり、ダム上流側に砂利や鉄板を敷いて地盤を補強した後に500トンの超大型クレーン車を設置した。この日は、超大型クレーンが長さ約120メートルのアームを堤の反対側に伸ばし、事故車にワイヤをかけてつり上げ、午前9時すぎから約20分かけて約80メートル下の上流側底部に横向きに降ろした。地上に降ろされた後、事故車はアームを切断され、横たわっていた車体が正常に起こされた。また横転しているラフタークレーンからには油圧用オイルが漏れていたので同時進行で回収する場面も見られた。
ちなみに今回の撤去費用は数千万円にのぼる見通しでラフタークレーンを横転させてしまった企業は非常に大きい出費となってしまった。もちろん命よりも大事なものはないが、現実を考えるとそうはいかない。
今回の内容を触れた記事については下記を参照ください。