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トラッククレーン及びラフタークレーンまたはホイルクレーンなどにはアウトリガーが装備されていおり、アウトリガーの作動はほとんど油圧式でH形アウトリガーとX形アウトリガーがある。
また、トラッククレーンには前方領域での吊り上げ性能を側面、後方領域と同一にする為、フロントジャッキを装備したものもある。
移動式クレーンの作業時アウトリガーに加わる荷重は、吊り方向もしくは旋回角度によってアウトリガーに掛かる荷重が変化する事を十分に理解する必要がある。
つまり、アウトリガーのフロート4点で質量を支える移動式クレーンにあってあクレーンで荷を吊り上げた時、その全質量はアウトリガーのフロートが分担して機体を支持しているが荷を吊ってジブを旋回して行く場合、ジブの向いた側のアウトリガーフロートに集中してかかる最大の荷重は、全装備質量と実際に吊り上げている荷の質量の合計の70~80パーセントに相当する力になると言われている。
したがってアウトリガーを設置する地盤の地耐力じゃ、これ以上が必要である。
万が一、地盤の地耐力が弱い箇所での移動式クレーンの作業を行うと下記の動画のようになってしまう。
幸いこの事故で、死亡者は出なかったが大きな事故には変わりない。事前に地盤の状況などをしっかり確認しておくべきである。
この為、通常は荷重がフロート下部面に集中して掛からないように広くて丈夫な敷鉄板を敷いて、荷重を分散させ支持力を大きくする方法が取られている。
今回、最も一般的な養生である敷鉄板について説明したいと思います。敷鉄板にも厚さが異なります。このアウトリガーを支える際は厚さ22ミリメートル以上が必要です。
敷鉄板以外ではアウトリガーベースと言われるものもあります。現場でも使用している建設会社も多いのでこちらもお薦めです。