ワイヤーなどの吊具を用いて荷を吊れるように吊具を掛けること及び荷から吊具を外すこと。
基本作業の手順
- 玉掛け作業の指名を受けた者以外は、作業をしてはいけない。
- 定められた方法で運転車に合図する。
- 合図は指名された者が行う。
- クレーンの定格荷重以上のものをつらない。
- 質量目測はワイヤーロープ選定上重要なため、できるだけ正確に行う。
- ワイヤーロープの太さは。目測質量より多くみて選定する。
- 重心の位置を正しく判定して、つり上げた時、荷重が傾かないようにする。
- ワイヤーロープのつり角度は60度以内を原則とし、やむをえない場合でも90度を超えない。
- ワイヤーロープの損傷防止のため、角張った荷をつる時には必ず当てものを用いる。
- つり上げた荷に乗ったり、あるいは人を乗せてはならない。
- 作業中に異常を認めた時は運転車に合図してクレーンの運転を中止させる。
注意事項
- ワイヤーロープがフックから外れないようにはずれ止め装置の機能の確認をする。
- つり上げた荷が振れないように重心の判定を正しく行う。
- 荷の重心ができるだけ低くなるように玉掛けを行う。
- つり荷の下に入って段取り作業をしないこと。
- フックは荷物の重心の真上におく。横引き、斜めづりはしない。
- ワイヤーロープが張りきった時、一旦停止して地離れの具合やつり具および当てもののかかり具合を確かめる。
尚、玉掛けの資格に関しては2種類存在する。受講金額に関しては教習所ごとに異なるが、大体20,000円ぐらいである。
- 玉掛け技能講習 - 吊上荷重1t以上を含めた全てのクレーン・デリック・移動式クレーン・揚貨装置の玉掛け作業
- 玉掛け特別教育 - 吊上荷重1t未満のクレーン・デリック・移動式クレーン・揚貨装置の玉掛け作業
資格取得の際の教習所一覧
日立建機教習センター
コベルコ教習所